賃貸のお部屋探しサイトなどで見かける相場より安くて広くて綺麗なお部屋。
問い合わせて「終了しました」という経験した方も多いと思いますし、お客様側だった時に自分自身経験しております。
不動産業界で働いてみてわかったのは、おとり物件と言われるお部屋は実際には実在していて、申込している人がいるということ。
この記事では、そんなおとり物件と言われる超お得なお部屋がおとり物件と言われてしまう理由、申込む方法を解説していきます。
実在するお部屋がおとり物件と言われる理由
1.仲介向け取引サイトからお部屋検索サイトに掲載されるのは4-6時間後
仲介不動産会社向けの業者間取引サイトはいくつかありまして、各不動産会社が新着から選定し、お部屋検索サイトに掲載されるまでは4-6時間ほどの時間差があります。
2.その間に担当営業が物件待ちしている顧客に連絡
相場より安くて広くキレイなお部屋は、狙っている人が多く
「このお部屋出てきたら教えてください。」っという
営業担当が抱えているお客様に、お部屋検索サイトに掲載される前に連絡します。
3.掲載された頃には1番手の申し込みが入っている
これがお部屋検索サイトで見つけて問い合わせても、「もうないです」と言われるおとり物件と言われてしまう理由のひとつになります。
掲載時申込なしでも数日後の来店や内見では狙っている人が多いので、その頃には申し込みが入ってしまう
4.申し込みが入っても2,3番手募集が継続されてる
1番手の申込が入ると募集が終了するかと言うと実はそうではなく、2番手3番手や超人気物件だと20番手くらいまで入ってることがあります。
(流石にそれはやりすぎじゃないかと思いますが、それくらい住みたい人が多く住めたらかなり運がいいお部屋も本当にあるんです。)
1番手で必ずしも契約に進むかというと、審査落ちや自己都合でのキャンセルもあり、2番手、3番手ならチャンスがあり実際に3番手から繰り上がったこともあります。
5.それでは、いつお部屋検索サイトから消えるのか。
契約終了して業者間取引サイトから消えてから1週間くらいになります。
おとり物件と思われるくらいお得なお部屋に申し込む方法と対策
1.担当営業に希望条件を伝えリアルタイムに連絡が取れるようにする
まずは、希望のお部屋を出している不動産会社いくつかに連絡して営業担当との相性やレスポンス速度がどのくらいなのか、何回かラリーを行います。
メールでの問い合わせよりもLINEが主流になってきており、新着を教えてくれるのが早いシステムや営業がいる会社がおすすめです。
2.出てきたら即日内見か先行申込できるか問い合わせ
よくあるお話なのですが「土日に内見したいです。」と月〜水などにお話しいただいても、残っていないことがほとんどです。
内見は物件によって異なりますが朝9時〜夜21時まで可能です。
(暗くなって見えにくいので18時で終了がほとんどですが)
即入居可能で内見可能であれば即日仕事終わりの夜か翌日朝に内見するフットワーク大事です。
退去前や、どうしても土日しか内見できない場合は先行申込で抑えて、内見後キャンセルできるか聞いてみましょう。
3.本当に申込ができないのか確認して繰り上がりを狙う
不動産会社が「申し込み入っちゃいました」や終了しましたと言うのは、1番手がいない物件の問い合わせから内見、申し込みを行う方がスムーズで、その営業担当が手を割く時間的なキャパシティがなくなっている可能性があります。
「2、3番手でもいいので繰り上がる可能性ないですか?」っと聞くと、1番手が契約に本当に進んでいるのかなど確認して、番手入れたら繰り上がる可能性があるのか確認してもらえる可能性があります。
4.申込後はスムーズに審査書類を揃える
顔写真付きの身分証明証
健康保険証
収入証明証
この3点はほぼマストで必要になります。
管理会社によっては、揃ってからじゃないと申し込みの番手が取れず、必要書類を揃えるのにもたついたりすると、1番手でも2,3番手に巻き返されます。
実際に1番手をひっくり返してる理由がこちらになりますので、不動産会社だけでなく申込者自身の準備も大切です。
5.家賃保証会社の身元確認の電話はな必ず折り返す
知らない番号からの着信は出ないですよね。
とはいえ申し込み後は、知らない番号から着信があった場合その番号必ず調べてください。
家賃保証会社からの身元確認の電話に出ず折り返さずで審査落ちするケースがあります。
このパターンで一番手が連絡取れず繰り上げになるケースもちらほらある審査落ちの一番多いケースこれだろうなと。
(収入の1/3以上の家賃を背伸びしてチャレンジもあると思いますが)
おとり物件に引っかからない方法は?
希望条件の相場を聞く
その希望条件を全て叶えるのは2-3万高い相場感なこともあり、希望条件がどの家賃なら実際にあるか相場の把握は大事です。
着地点としては希望家賃に+1万円できるかどうかで見つかる可能性が実際にアップしてます。
どうしてもこれ以上家賃出せない時は数ヶ月待つか、希望条件を削る判断も大事です。
「今色々選べるな」と思っても、そのエリアのブームが来ると安いお部屋からなくなり、なくなると2-3ヶ月くらいお部屋争奪戦が始まるので、希望駅ではなかったり、駅から離れてたり、狭かったりする残っている相場より高いお部屋で着地されたお客様もいらっしゃいます。
こういった見極めのタイミングもかなり大事になります。
気になるマンション名で管理会社を特定して直接見る
google検索で「マンション名+管理会社」で調べると大体出てきます。
管理会社が直接募集していることも増えておりますし、ない場合はgoogleMAPで見るとマンションの入り口などに募集看板とともに電話番号載ってることもあります。
内見したい1-2日前にチェックして問い合わせ
情報の鮮度が新しいことがお客様側から一番信用度の高い情報になると思います。
とはいえ、募集してる限りは定期的に新着として上に上がってしまう仕組みなので確実ではないのですが。
1番手で申込できますか?と聞いてみる
「募集してます!」と返事が来ても2,3番手やいってみたら終了しちゃいましたという話実際にお客様側だった時に経験してます。
」このワード言われると、知ってるお客様だからちょっと厄介だなと駆け引きさけるので魔除け的な効果があるかもしれません。
あとがき
フットワークが軽い人や定期的に新着情報をチェックしに来店していただけるお客様がおとり物件と言われてしまうくらい、お得なお部屋に住めている結果です。
最短だと掲載されて1時間で申込したこともありますし、随時チェックして申し込みはいっていなかったのに内見中や申し込み10分差で1番手取られてしまった苦い経験もあります。
それくらい掘り出し物件の1番手争いは過酷なので、もし気になるお部屋があった際にはこちらの内容参考にしていただければ幸いです。